◆Yeri(2025-5-18)
肝臓は心筋梗塞と繊維化のプロセスが共通していると感じました
◆原田(2025-5-19)
感想:
第1章で学んだ、病態の成り立ちにおける要因(循環障害、炎症、感染症、免疫障害、代謝障害、腫瘍、先天性疾患・形態異常)のほとんどが登場した章で、総論の中でも重要な内容が多かったように感じます。ヤマが多いとも言えるかと思いました。クロキリは初めて知りました。
質問:
・胸水の貯留に左右がみられます(左胸水 500 mL, 右胸水 100 mL)。肝硬変に伴う低アルブミン血症では膠質浸透圧の低下がみられて胸水はみられるのは納得なのですが、なぜ左右差がみられるのでしょうか。上記以外の機序が関与しているのでしょうか。
・アルコール性肝障害/MAFLDでは線維化は中心静脈周囲に強く、ウイルス性肝障害では門脈域を中心に強く見られると一般的な教科書には記載がありますが、その理由まではわかりませんでした。中心静脈周囲は細胞壁が薄いためアルコールによる障害を受けやすいという説明をする人もいましたが、それではウイルス性では違いが生じることに対して説明ができないと感じております。"
◆Aesc(2025-5-19)
感想
今回の章は読んでて”なるほど!""となることが多く,気づかないうちに読み入ってしまいました.各論のアトラスも見ながら読むことで今まで何となく知っていた肝硬変,肝癌に関する病理組織的なワードに対する具体的なイメージを強くすることができました!
質問
①本症例の患者さんは亡くなられた日にも大量の飲酒をしていたようですが,この飲酒と腫瘍の破綻には関係はあるのでしょうか?
ただでさえ肝硬変で肝機能が悪い中に大量の代謝すべきアルコールが流入して肝臓に負担がかかり腫瘍内圧の上昇などを引き起こしてしまったのかな??と考えましたが詳細は分かりませんでした.
②今回の病理解剖の所見で転移も多発性に見られたとありますが,転移としているのは8cm大の癌と組織所見が似ていたからでしょうか?
肝癌は多中心性に発症することが多いと習ったことがあるのですが,多中心性なのか転移なのかの判断を実際にはどのようにしているのか興味がわきました.
③*各論アトラスの参照ページを読んでの質問になってしまいます.
肝硬変で原疾患によってやや異なった像を示すとあり調べてみたところB型肝硬変の偽小葉の方がC型肝硬変の偽小葉の大きさより大きなる傾向があるとあったのですが何か理由として考えられているものはあるのでしょうか?"
◆たろー(2025-5-20)
肝臓の病理学的な話題は難しいように感じ、今までの勉強で避けてきた領域なのでこれを機に学びなおします。ショックの病態がまとまっていて知識の整理に役立ちました。
◆こみ(2025-5-20)
伊東細胞はビタミンAを貯蔵することしか知らなかったので、肝臓の線維化に関わるということに驚きました。
以下質問です。
①今回の症例の血便の原因は胆管に穿破していた部分の腫瘍から出血して胆管→Vater乳頭→腸管と経由し血便となったということですか。
②初歩的な質問ですが、そもそも腫瘍の破裂とはどのような機序なのでしょうか?外傷など外部から力が加わる、内部の圧力が高く内圧に耐え切れなくなり破裂する、癌表面が崩れやすくそこからの出血(この場合に関しては破裂という瞬間的なイメージと違いますが、、)などのイメージを持っていました。
今回はhypervascularな腫瘍(肝細胞癌)の破裂→循環血液量減少性ショックという流れだと思ったのですが、破裂しやすい/しにくいとhypervascular/hypovascularの関係はありますか?
◆K(2025-5-21)
・肝細胞癌由来の出血では消化管出血よりも腹腔内出血が優位になりそうですが、本症例において血便を主訴に来院したのは胆管内に穿破しており経胆道的に出血をきたしているためでしょうか?
・肝硬変で汎血球減少を認める点がよく理解できませんでした。肝硬変では門脈圧亢進に伴い脾静脈を介して脾臓への血流量が増加するため、脾腫をきたすのは理解できますが、血流量が増加すると脾機能が亢進するという点のイメージが湧きにくいです。
◆ろーだみん(2025-5-24)
組織像ではアルコール性と非アルコール性の脂肪肝は区別がつかないと本文にありましたが、肝疾患をアルコール性と非アルコール性に分類する臨床的意義について教えて頂きたいです。組織像で違いがないのに、アルコール性と非アルコール性で治療の仕方やその後の生活指導に違いがあるということなのでしょうか?(アルコールもある意味で生活習慣関連とも思いますし、アルコールと糖尿病も関係してくることがあるように思います)
◆ぶんち(2025-5-29)
肝硬変・肝細胞癌の患者で出血があった場合、私もまず食道静脈瘤や胃静脈瘤の破裂を疑うものだと思っていましたが、腫瘍自体が破綻して出血することもあるという点を初めて知りました。出血の原因が必ずしも門脈圧亢進症だけではないことを意識していこうと思いました。
◆もも (2025-6-9)
消化器内科回った際に、脂肪性肝疾患(SLD)のうち、代謝異常関連脂肪肝(MASLD)、代謝異常関連脂肪肝炎(MASH)と名前が変わったと学びました。
◆いち (2025-6-15)
消化器内科に実習で行ったときに、TACEはどちらかというと姑息的で、再発しやすいという話を聞いたのを思い出しました。今回の患者ではTACEを行った腫瘍が再発したのか、肝臓の別の部分から発生したのかはわかりませんが、いずれにしてもしっかりフォローしないと2年ほどでこのような転帰になってしまうのだと怖さを感じました。
そもそも消化器ではない脾臓から出る脾静脈が門脈に流入するのはなぜなのだろうと思いました。脾臓の機能で生じた非抱合型ビリルビンを速やかに肝臓で抱合型に変換するため、あるいは脾臓と肝臓ともに免疫に関与しているので、免疫機能においても何か有利な点があるのかなどと考えましたが、他に何か理由があるのでしょうか。
◆かがみ (2025-6-30)
他の方の質問・先生の回答を見ていて、腫瘍破裂と腫瘍の特性(髄様癌、周囲の環境、血管の多さ)の関連についてが興味深かったです。今回の腫瘍破裂がなぜ下血に?と疑問に思っていましたが、こちらに関しても解消されました。頑張って追いつきます!